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産廃


by sukasukasu

Intelliparkとの奮闘記① はじまり編

■そもそもの動機
「ROのプレイ動画配信や動画撮影をしようとしていた事」に起因します。

動画撮影をしようとするとどーも動きがカクカクしたり反応が鈍かったりと歯切れが悪い。
そこでまず普通疑うのがグラフィック処理やCPUの性能。
しかしCPUはC2DE8400、グラフィックカードはRadeonHD4770で
流石にROの動画撮影ぐらいへっちゃらだと思う。
そして回線も疑ってはみたものの、配信せずHDDに撮影しつつエンコードするだけでもうカクカクになる。

それまではPCゲームでは仕方ない事なのか、とスルーしていた『プチフリ』※
(※プチフリーズの略。
今回の意味ではPCでゲームプレイ中にある新しい場面に移った時に、
最初のエフェクト発生時に一瞬の読み込みラグが発生する現象の事。
ROなら例えば狩場についてからSGが発生した時、ブラギを使った時、etc。
いずれもその場について初めてそのエフェクトを描画する時に起こる。)
よくよく考えればHDDの性質によるものだし明らかにプレイで支障が出るレベル。


■動き出す
で、これはもうHDDしかないだろう、と調査を開始した。
まずHDDからの読み込み速度が原因だろうとは推察出来たのでそこらへんから。
しかしHDD自体の読み込み速度は左程変わらないはずだし、
そんな程度でプチフリになる人と全くならない人との明らかな差は生まれないのでは、としばらく詰まっていた。

諦めムードの中、とあるROプレイヤー様のblogを眺めていると
全く同じ現象に悩まされ、原因と解決法が記載されていた。
結論から言うと原因は
Western Digital製のWD10EADS等に搭載されるヘッダ退避機能『Intellipark』であるとの事。

Intelliparkはヘッダと呼ばれるHDDを読み込む為の装置(レコードの針のようなもの)を
HDDにアクセスが8秒間無かった場合にHDD上から退避させる、という機能。
つまり必要の無い時はレコードに針を当てずにおいて、
万が一の事態にレコードを傷つけないようにするという保護機能。また省電にもなる。


■Intellipark機能でゲームをプレイする上でどのような影響があるか
頭の中で整理して考えれば簡単な事だけど、
まず基本ヘッダを退避させておき、HDDからの読み込みが必要になったら
ヘッダを当て、そしてまた戻しているのである。
これは通常のWindows運用上は全く気にならないほど短い時間に行われるし、
またその瞬間に気付くほど動きが激しい画面表示もしないし、読み込みに行く頻度も少ない。

しかしPCゲームをプレイする場合どうか。
ゲーム毎に表現の仕方は違うので影響度合いは様々だけど、MMOの場合
新しいエフェクト等が発生する時はHDDから読み込んで表示させるのが普通である。
HDDからの読み込み速度自体は普通体感出来ない程早いし、
件のWD10EADSでも読み込み速度自体は問題無いのだが、問題はヘッダ移動の時間

ゲームのプレイ中だと明らかに読み込みの際描画が一瞬止まる(ラグる)のを体感できてしまう。
HDDの読み込み速度+ヘッダ移動の時間は本当に一瞬ではあるが、
動的な部分が大きいPCゲーム(もっと言えば読み込みが必要な場面は大抵動きが激しい)だと
とても気になり、またプレイ内容自体にも影響を及ぼす結果になってしまっているわけだ。



というわけで本来は便利機能のはずのIntelliparkがゲームには悪影響。
他にも自分はPC起動しっぱなしなのでIntelliparkが機能していると
ヘッダ移動回数がとても多い=HDDの短命化とよくない要素もあったのですが・・・

さて理屈が分かったところで回避しに向かいます。
by sukasukasu | 2009-11-14 07:16